教室を抜ける乾いた風。
窓辺に吊るした花々が、風にあたって揺らめいている。
陽の光りを浴びて、ゆっくりその身をやつしていく。
少し離れたところで作業をしていても、
風の通り道にはバラの香りがふわり漂う。
生花の扱いは難しい。まるで冷蔵室の野菜と一緒。
毎日コンスタントに、手を替え品を替えしてしてメニューを考え
買い足し、使い続けねば鮮度が保てない。
回転の悪い現状では、一人暮らしの鍋パーティみたいなものか。
沢山の種類で愉しみたいけど、結局ロスが大きい。
またドライフラワーにするにせよ、傷んだ花を乾かしても、
花びらがぽろぽろ取れやすかったりして締まりがない。
結局、生花としても扱える段階で、
ある種のみきりをつけてドライフラワーにしないとならない。
そういえば、この間食べた中華
イカとホタテ、スナップエンドウの炒めもの。
「イカもホタテも刺身用だから」と店のお母さんが言ってたな。
良いものを加工することで、より良いものにする。
このドライフラワーたちが日の目を浴びる日が来るよう
こつこつとできるコトを重ねて行かねば。
12_10_26の仕入れ
フェノコマ
なにせカッコいい花。シルバーを宿した赤〜ピンクの花弁で
まるで作り物のようですらある。男性ウケしそうなピンク。
コニカルイエロー
観賞用トウガラシ、コニカル○○。こちらオレンジや黒に比べると
比較的香りの中にトウガラシ的な刺激臭(というか物質!?)を
多く含んでいるようにも思います。青みがかかったスパイシーな香り。
実りの秋
ガマにバラの実、ウメモドキ、コニカルにビバーナム・ティナスほか。
僕が鳥なら、冬を前にした たいそうなご馳走となる。
フレッシュあり、半分ドライのものあり。
実ものと一括りにしても、その表情は実にさまざま。
タンブラーやガラスポットに積層にしても愉しげです。
12_10_24の仕入れ
黒ホオズキ
季節を外した出物に、思わず手が伸びる。
シックなつぼみと淡い紫の花の対比も面白い。
ナス科の1年草でハエを忌避させる成分を含むという。
メガネヤナギ
葉が反るように丸まり、眼鏡のような様からその名がついた。
くるりくるりとしたシルエットでアレンジが愉しくなりそうです。
柳の仲間はみんな強いからそのうち、
根っこが生えてきてくれるんじゃないかと期待してます。
どんな風に枝分かれして育っていくんだろう。
晩白柚、膨らんでます。
目黒川沿いで見つけた晩白柚。
露地物は通常1月中旬、年を越してから出荷されるそうなので
これもまだまだ食べごろとはほど遠いと思います。
が、なんとも魅力的なシルエット。
実際は皮が厚いばかりで食べるとこ「少なっ」ってなものですが、
白皮は砂糖で煮て砂糖漬けやジャムにもできるんですね。
今シーズン手に入れたらちょっと試してみたいと思います。
うーん、それにしてもいい色味です。
赤のブーケ
昨日は1件、赤をテーマにした撮影に協力しました。
無事に撮影を終えて残りの花材で紅白のブーケをひと組み。
バラにコスモス、ガーベラにケイトウ、
種類は違えど黒みを含んだ赤い花びらはどれも、
しっとりとしたベルベットのような肌触り。
白も普段はあまり使わないトルコ桔梗やカラーを。
赤はコーディネートなどでも小物のポイントに入ってる程度で
これまであまり着てこなかったんですが、
かたちと色味に惚れて今シーズンは赤いニットを一枚購入済み。
ニュアンスを含んだ赤、気になってるようです。
看板を作ってみました。
Google mapなどで住所を入力しても正確に位置情報が出ず
おまけに建物はファサードその他が改装工事中のため、
「まさか」とスルー、その結果、迷われる途方に暮れる
という方が少なくないので、建物の入口にこんな板を置きました。
デザイナーさんがディテールまで詰めて作ってくださったフォント、
その魅力がさっぱりいきてない手描きで申し訳ないかぎりですが
一応、目印です。置いてある時は基本的に教室におります。
僕自身、出かける際に置いてある事をまだまだ忘れがちですが、
しばらくこれでやってみようかと。
宜しくお願いいたします。
交点
本日の仕入れ分を水揚げする前にすでに並ぶ花材の整理をしていたら、
一本のフリージアに目が止まりました。
まっすぐ延びた葉と交わる茎、直下に枝分かれがあり若芽をつけている。
そのバランスのよさに見とれて、いけました。
凛と立ちのぼる葉の緊張感に、クラシックなクルメケイトウ。
切り詰めたフリージアの花は横へ展開し茎の流れを下支え。
- 初夏の花々をいける、母の日のアレンジ制作ワークショップ
- 11月、12月のワークショップ、ポップアップ予定です。
- 【WSのご案内】湿気払いのスワッグ作り
- いけばなレッスン、鎌倉教室のご案内。
- 【WSのご案内】母の日に向けた季節の花のアレンジ制作
- 桃の節句WS 2022のご案内です。
- 【ワークショップ案内】桃の節句を祝う”持って帰るいけばな”制作。
- 11月、12月のお稽古、ワークショップの予定です。
- 9月のお稽古予定です。
- 8月後半〜9月のお稽古予定
- April 2023
- October 2022
- June 2022
- May 2022
- April 2022
- January 2022
- January 2021
- November 2020
- September 2020
- August 2020
- July 2020
- February 2020
- January 2020
- December 2019
- November 2019
- September 2019
- August 2019
- July 2019
- June 2019
- May 2019
- December 2018
- October 2018
- June 2018
- April 2018
- January 2018
- December 2017
- November 2017
- October 2017
- August 2017
- June 2017
- May 2017
- April 2017
- March 2017
- February 2017
- January 2017
- December 2016
- November 2016
- October 2016
- September 2016
- August 2016
- July 2016
- June 2016
- May 2016
- April 2016
- March 2016
- February 2016
- January 2016
- December 2015
- November 2015
- October 2015
- August 2015
- July 2015
- June 2015
- May 2015
- April 2015
- March 2015
- January 2015
- December 2014
- November 2014
- October 2014
- August 2014
- July 2014
- June 2014
- April 2014
- March 2014
- February 2014
- January 2014
- November 2013
- October 2013
- September 2013
- August 2013
- July 2013
- June 2013
- May 2013
- April 2013
- March 2013
- February 2013
- January 2013
- December 2012
- November 2012
- October 2012
- September 2012
- August 2012