教室を抜ける乾いた風。
窓辺に吊るした花々が、風にあたって揺らめいている。
陽の光りを浴びて、ゆっくりその身をやつしていく。
少し離れたところで作業をしていても、
風の通り道にはバラの香りがふわり漂う。
生花の扱いは難しい。まるで冷蔵室の野菜と一緒。
毎日コンスタントに、手を替え品を替えしてしてメニューを考え
買い足し、使い続けねば鮮度が保てない。
回転の悪い現状では、一人暮らしの鍋パーティみたいなものか。
沢山の種類で愉しみたいけど、結局ロスが大きい。
またドライフラワーにするにせよ、傷んだ花を乾かしても、
花びらがぽろぽろ取れやすかったりして締まりがない。
結局、生花としても扱える段階で、
ある種のみきりをつけてドライフラワーにしないとならない。
そういえば、この間食べた中華
イカとホタテ、スナップエンドウの炒めもの。
「イカもホタテも刺身用だから」と店のお母さんが言ってたな。
良いものを加工することで、より良いものにする。
このドライフラワーたちが日の目を浴びる日が来るよう
こつこつとできるコトを重ねて行かねば。
29 October 2012 | blog