Xmasリース&スワッグのワークショップ2018のご案内
毎年ご好評いただいておりますXmasリース&スワッグのワークショップのご案内です。
リースかスワッグのいずれかをお好みに合わせて仕上げていただきます。ジュニパーベリーをはじめ香り高い各種コニファーやユーカリなど豊富なグリーンでベースをお作りいただき、それをサンキライや野バラの実、宿り木、かずら、ナンキンハゼなどこの時期に相応しい植物とドライフラワー各種で彩っていただきます(花材は仕入れ状況により変化致します)。ゆっくり乾いていく様も愉しんでいただける香るリース、そしてスワッグ。思うままにご自分好みに仕上げてくださいませ。
今年は現在間借り中のストリーマーコーヒーカンパニー五本木店とセイタロウデザイン、2箇所での開催となります。お時間と場所をお間違えないようご注意ください。
リースベースはφ25cm、仕上がり30〜35cm、スワッグは60〜80cm程度となります。
今年もひと回り小さいφ20cm(仕上がり25〜30cm)のリースベースをご用意いたします、ご希望の方はお申し込み時にお知らせ下さい。こちらは数にかぎりがございますので、この点ご容赦くださいますようお願いいたします。
@seitaro design(セイタロウデザイン)/定員各8名
(目黒区青葉台3−17−9 THE WORKS ANNEX 1F/03 6417 4874)
https://seitaro-design.com
11/24(土) 10:30~ 13:30~
11/29(木) 10:30〜残1 13:30〜
12/1(土) 10:30〜 13:30〜
【追記】
*諸般の事情によりSTREAMER COFFEE COMPANY五本木店での開催はなくなりました。参加をご検討くださっていた皆様には大変ご不便をおかけいたします。なお、セイタロウデザインでのWSはまだまだ空きがございますので、こちらにてご検討くださいますようよろしくお願い申し上げます。
【金額】9,000円(税込み、花材費込み)φ20cmリース8500円
【お申し込み方法】
弊サイトのcontactかinfo@tumblerandflowers.com宛にお願い致します。
お名前、ご連絡先、ご希望の日時、リース、スワッグいずれを製作希望かも必ず明記の上、お申し込みくださいませ。複数名でのお申し込みの際は、お連れさまのお名前も合わせてお知らせくださいますようよろしくお願い致します。なお前日、当日やむを得ない理由でキャンセルとなった場合は、送料を差し引いた金額にてこちらでリースをご用意の上お送りさせていただきますことご了承ください。
*10/30〜11/6は海外出張のため、受付のご返信が11/7以降となります。あらかじめご了承くださいますよう、合わせてお願いいたします。
上記時間外でもクリスマスリースやスワッグ作りのプライベートレッスン、出張レッスン、リースやスワッグの制作も承っております。お気軽にお問合せくださいませ。
ご不明な点がございましたら、上記infoメール宛にお問い合わせいただけますとさいわいです。
皆様のお申し込みをお待ちしています。
渡来
Instagram @watara_ikebana
26 October 2018 | arrangement, blog, wreath, いけばな教室情報, イベント、その他, ワークショップ案内 | コメント
VIENNA DESIGN WEEK 2018に参加しました。1
9/28〜10/7で行われていたウィーンデザインウィークにIKEBANAアーティストとして参加してきました。きっかけはオーストラリア/シドニーでWorkshopを開催すべく春にリサーチに行ったさいのレポートをInstagramに挙げたこと。そのPostを見たウィーン郊外に住む女性アーティストが連絡をくれたのです。
「ウィーンでもワークショップをやってください」。
この手のお話は少なからずいただくものの、心持ちが向かないというか、どうも現実味のなく結局実現しないものが大半ですが、このお誘いには7割方は「行ってみようかな」という姿勢でスタートしました。なんでだろう。ウィーンは中央ヨーロッパの要の都市でハンガリーのブダペスト、チェコのプラハ、スロバキアのブラチスラバは近県に出かけるみたいなものだから各地でWSをやりましょう、なんて言葉も魅力的だったのかしれません。最初はそんな具合で話が進んでいたものが、いつしかデザインウィーク期間中にデザイン/アート関係者にTORUのIKEBANAを見てもらいましょう! とギャラリストとセラミックアーティストをブッキングしてお膳立てをしてくれたのでした。
彼女ルチアが住むのはウィーンから車で1時間ちょっとのスキーリゾートとしても知られるSemmering/セメリング。着いた翌日AMから早速このセメリングの山に入りました。ブッシュを分け入り5分も登れば最初のコニファーの森、遠くの山からはチェーンソーの音が響き渡ります。自分がたどり着いた場所も下枝は切られ、ほどよく間引かれよく管理されている。とはいえ冬は雪に閉ざされるとあって、若木のやれ具合や木々の朽ち方など端々に自然の厳しさ、力強さが垣間見えます。また一日を通じて陽の当たらないこの斜面では、苔むした切り株に次の命が芽吹きはじめ、生命の循環を目の当たりにします。
さらに上へ。針葉樹の森を抜けると白樺やパインがまじる森が広がっています。この斜面を見上げて僕は深く感じ入りました。光が描く青緑の陰影、視界に広がる木々の密度とリズム感。肌に触れる湿度、これに誘われるように沈んだあおとのぼるもえぎの混じり合う大地の香り。枝葉のさざめき。ひたすら五感を心地よく刺激し続ける森。影の現れ方、朽ちていく様。とにもかくにも落ち着く斜面。
その後、日の当たる斜面に出ると夏の名残の花が咲き、枯れ木は打って変わって芯まで乾きグレージュがかっています。太陽と樹々の関わりそんな当たり前を再認識しました。帰りの道すがら再び件の斜面を前に苔むした切り株に名残惜しい眼差しを向けていると、ルチアが「旦那が帰ってきたらまたとりに来よう」なんて電話をかけてくれて。仕事帰りにも関わらずチェーンソーを背負って「TORU、犬の散歩に行こう」なんて言いつついやな顔一つせずに付き合ってくれて、陽が落ち一層冷え込む斜面登って、一緒にベストな切り株探しもしてくれて。なんて素敵なファミリーに巡り会えたのだろうかとひたすら感謝。この時、今回の展示のテーマは決まりました。セメリングの大自然を、この斜面を切り出して、ウィーンに持って行こう。ウィーンの人に見てもらおう、と。
いけばなは土地の表現です。植物は土地の記憶です。
土地に感じた気配を、自分をフィルタとして別の場所に移す行為がいけばなだと考えています。今回はこのセメリングの日陰の斜面を主体として、秋から冬に移ろう景色を、展示期間を通じて表現することとしました。
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