切り落とした花首で。

いけばなのレッスンでは、多輪咲きのものでもつぼみはおろか

咲いてる花までもさくさく切り落とし、

ときには一輪を残すのみ、ということも少なくありません。

 

空間を構成する上で余計なものを削ぎ落としてゆく、

引き算の美というか、とてもいけばな的な作業で勉強になるのですが

どうも落とした花がもったいない、と思ってしまうことも多々。

 

そんな時には水を張ったグラスに浮かべたりしていましたが、

先日必要に駆られて身につけたフラワーアレンジの技術を使うと

花首だけになってしまったものでも

コサージュなんかに活かしてあげることができるんですね。

 

色んな引き出しを知っていることが、

花と向き合う上でも大切、なんてしみじみ思った次第です。

 


27 November 2012 | blog

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